信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お礼

本日をもって2019年度が終わります。ご退職されるみなさま及びご異動されるみなさまにおかれましては1年間大変お世話になり,ありがとうございました。皆様のご理解とご協力そして温かなご支援に依りまして,本年度をより充実したものとさせていただくことが…

選ぶのは子どもたち

教師という職業柄,こうでなければならないと思うことは多々あります。 授業にもそれは現れます。授業に臨むまでにどれだけ教材研究をしてきたことかは自分がよく分かっています。授業に臨むまでにどれだけ指導案を書き直してきたかは自分がよく分かっていま…

新潟の雪が降った

目が冷めるとそこは雪国だった。辺り一面銀世界です。積雪量は10cmですが,まだまだ降雪中です。 早速除雪をしようと外に出たところ,今朝の雪は重かった。 いつもなら,長野は気温が氷点下になることが多く,雪も舞い散るような振り方をしていて軽いのです…

同じ目標に向かう

共通理解してみんなで同一歩調で指導に当たることはなかなか難しい事です。みなさんもその当たりのことはよく分かってもらえるのではないでしょうか。 たとえば,10回実施しましょうと共通理解しても,実際に指導することになったときに,共通理解したとおり…

同じことをもう一度できるか

コンピュータを使っていると,ソフトウェアを操作しているとと言った方がいいかもしれませんが,いろいろなボタン等をクリックしていくとなぜか探していた画面にであうことができたり最初にやろうとしていたことが実現できたりすることがあります。 もう一度…

13刷

スタートブックが13刷になるという話が飛び込んできました。それも大至急だそうです。本当に息の長い本になりました。 素直に嬉しい! 毎年,ゼミ生全員で,全体ゼミのときに『学び合い』入門とともにテキストとして使用している本です。手前味噌ですが,読…

中止

我々は毎月最終水曜日に学修者主体の授業を創る会を開催しています。今日もその日であったのですが,このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と感染予防のために中止となっています。先月に続いてのことです。残念ですが国内,県内の状況を考えれ…

3年学んだ人は

一昨日,本学でも卒業式が挙行されました。このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と感染予防のために,縮小されておこなわれた物なので,学部も代表1名が授与される式典となっています。 私たちの研究室の卒業生も,式典には参加できませんでし…

自戒

2019年2月8日に書いたことですが,教師という仕事をしていると,その職業柄,どうしても固定観念にとらわれやすくなってしまうような気がします。これはこうでなければだめだとか,それは恒例なんだから今までどおりにしなければならないとか,そんなふうに…

長野県のCST

長野県のCSTは本学と長野県教育委員会との連携協力の下で推進している事業です。お陰様で13年目が終わります。現職対象の上級CSTと学生対象の初級CSTがありますが,本年度も必要単位を取得して認定を受けるみなさんがいます。 上級CST2名,初級CST8名です。…

信じる

教授会にて様々な分掌をみんなで分担して業務を行っています。すでに令和2年度の分掌については管理職から依頼があり承認されています。この4月から1年間その分掌に基づいて各自が業務を行っていきます。 2019年度もそのようにして行ってきています。本年度…

はじめて学ぶとき

はじめてのことを学ぶときには,まず何よりもそれを学ぶ必然性が重要で大切です。なぜ学ぶ必要があるのかを納得していない限り,右から左へ抜けていきます。 教える側つまり情報を伝える側は,教える内容,伝える内容に関して熟知しているのですから,より効…

感謝

制服を指定していない学校での卒業式では,進学先の学校の制服を着用して卒業式に臨む学校があります。成長期のときには,入学の時と比べて格段に体つきが成長しているだけに,大人びて見えてびっくりします。それだけ,学び舎にて心身ともに多くのことを学…

逆境だからこそ前を向く

「休校で悔しい思いがあった」と卒業生に言われると胸が痛みます。 教室に貼られた卒業までのカウント・ダウンの数字とともにクラスメイトに綴ったメッセージを十分に心に刻む時間を持てないまま,いきなり式典を迎えたのですから,その無念さはよく分かりま…

誇り

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と感染予防のために,全国のほとんどの学校が休校となっています。卒業式も中止となる学校があると聞く中で,縮小して卒業式に臨む学校があります。 3月2日から休校に入ったことによって子どもたちには不便な思いをさ…

相手の立場に立って

相手の立場に立ってとか,相手の立場になって,とか相手に寄り添ってとか言います。我々もよく使います。しかし,それはそうした方が良いという考えであり様々な場面でそうしなければならないという判断が働くものだからです。 しかし,具体的にどのような行…

前例を参考にする

年度末です。年度末・年度はじめに伴って学校内では校務分掌の交替があります。 大学でもあります。3月の教授会にて次年度の分掌等の委員会名簿が公表され,自分がどのような役割を担って業務遂行しなければならないのかを知ることになります。私も例外では…

ゴールを先に知る

年度末です。異動の季節です。 このたびの年度末・年度はじめで異動される方も多いことでしょう。異動するときには,赴任先の学校を教えてもらって,4月1日にその学校に行きます。あるいは直接その学校を管轄する市町村教育委員会に行きます。 なぜ,一度も…

アプローチを選択させる

目標に向かって進むときには,どのようなアプローチをとれば自分にとって一番よいのかは自分にしか分かりません。自明のことです。 授業者がこれがいいと言っても,それはあくまでも過去のデータの蓄積から導き出される一般的な一つの示唆でしかあり得ません…

答え

人生は人の答えを写して生きていくことができるほど甘くないことはよく分かります。それでも,答えを写してでも一刻でも答えを出したいと思うのは世の常かも知れません。 なぜ答えを写したくなるのでしょうか。その理由はいろいろあるのでしょうが,一つには…

普遍

15年も同じことをやり続けていると,そん時代の要請することに対応しながら少しずつ方向性を修正していくことはよくあることです。 しかし,『学び合い』の考え方は普遍です。それは当たり前です。理念ですから。 理念が揺らぐことはありません。一歩譲って、…

『学び合い』の考え方ならば

全国の学校が一斉に休校となっています。休校によって自宅で学ぶ子どもたちのために,いろいろなドリルが用意されています。 長野県でも総合教育センターが小学校,中学校の各学年の各教科に対応した学習ドリルを用意して自由にダウンロードして取り組むこと…

伝わらない

自分の言いたいことを相手に伝えることはなかなか難しいことです。 そんなことは,言われるまでもなく分かっていると言われそうですが,それでも伝わっていると思っていても後から伝わっていないことが分かると,それを痛感します。 また,はじめてなので分…

振り返り

授業が終わると振り返りを書くことがあります。 教育実習でも授業参観に行くと,授業の最後に振り返りの記入を促す実習生の授業をよく見ます。その振り返り,自由に振り返ることによって,そこに記述された内容は自由記述であるからこそ,本音が書かれること…

自己評価その2

昨日,自己評価について書きました。 答えのある課題であれば,自己評価できる答えが用意されていればそれで済みます。『学び合い』の考え方は,それが可能になる環境を教師が整えることです。 教師が『学び合い』の考え方をもってさえいれば,それは可能で…

自己評価

自分の取り組んだことが求められていることに合致しているかどうかが分からないことほど,やるせないことはありません。答えのない課題であればあるほど,その思いは強くなります。 一生懸命頑張ったことに対して,それは違うと言われたらがっくりしてしまい…

ゴールが見える

『学び合い』の考え方は,一つの目標に取り組むときに,取り組む相手側に対してゴールを明確に示します。 何をどれだけいつまでにやればゴールにたどり着けるのか,その見通しを持つことができるようになります。ゴールを示さない,ゴールがあいまい,ゴール…

考え方

『学び合い』の考え方は,一人も見捨てない教育です。 教師が子どもたちを一人も見捨てない理念はもちろんですが,それは当たり前かも知れません。教師が子どもたちを一人も見捨てないことはもちろん,我々が目指す教育は子どもたちが誰一人として,一人も見…

勤務

昨日から休校になった学校が多くあります。子どもたちは自宅で療養しています。 子どもたちは休みですが、先生方は毎日が勤務日であることには変わりありません。それは,夏休みや春休みと同じことです。子どもたちが休みだからと言って先生方が休みになるこ…

考え方

我々は,『学び合い』授業というときは,『学び合い』の考え方を持っている教師が子どもたちと考え方を共有して行う授業のことを指して言います。 そうでないと,学び合いの授業と勘違いされるからです。ですから,言葉を発するときには,学び合いではなく二…