我々は毎月最終水曜日に学修者主体の授業を創る会を開催しています。今日もその日であったのですが，このたびの新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と感染予防のために中止となっています。先月に続いてのことです。残念ですが国内，県内の状況を考えれば仕方がないことです。
学修者主体の授業を創る会は，教科の授業等において子どもたちが見せる表情，発話，行動等の表現をつぶさに追いかけながら，子どもたちの様態から授業分析，評価，リフレクションをしたり次の単位時間あるいは単元ないしは年間の授業の企画，改善をしたりして進めています。
そのとき，いったい何が起きていたのかをそのときに現れた一つ一つの現象から読み解きます。自分の読み解き方と他の参加者の読み解き方とは同じになることはないので，読み解き方を比べながら聞き語りしているとそのときの授業に対してより一層興味がわいてくるから不思議です。
この会の良さは，自分で創ったものをできあがった後にみんなで議論することではなく，ぼやっとした構想でもそのときにみんなで一緒にわいわいがやがやしながら協働作業として創り上げていくプロセスとリザルトにあります。一人で創って意見を聞くのではなく，複数みんなで一緒に創っていくことに価値があります。
共有という表現は使うのは簡単ですが，実感できる機会はあまりないのが実情です。わくわくする会です。
1日も早くいつもの生活ができるようになって，来月は開催できることを願うばかりです。
