信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

教育実習の事前指導

教育実習の事前指導が実施されています。私も,中学校の教育実習に臨んで理科の授業を予定している学生のみなさまに対して,少し時間をもらって語らせてもらいました。中学校の理科の教育実習に臨む学生のみなさまは小学校での教育実習を終えています。教育…

さえずりと鳴き声

今,ホトトギスの鳴き声とカエルの鳴き声が良く聞こえる季節です。ホトトギスは春を告げてくれる鳥としてよく知られていますし,カエルは6月ころがいちばん元気なようですが今年は温かいこともあって少し早いのかもしれません。特に,ホトトギスは朝にさえ…

三角錐の自己紹介

学部4年生が教職実践演習に取り組みます。彼らの教育に向ける情熱,意欲,志は見応えがあり,私たちとしても応援のしがいがあります。自主的で積極的,かつアクティブで挑戦意欲満点です。褒め言葉だけが次から次へと出てきて並びます。素晴らしい4年生と巡…

光栄です

これまでとは異なる別の学校から『学び合い』ライブ出前授業の要請が届きました。誠に光栄なことと有り難く思っています。喜んでお引き受けしました。予算の関係もあり,先生方の問題意識が高く志をお持ちでないとなかなか依頼されることはありません。まし…

質の高さ

学部の授業を受ける学生のみなさまの質の高さに驚かされます。3年ぶりの対面授業が始まりましたが,ここ3年間でのオンラインと全く違って,彼らの目と動きが逐一伝わってくるからです。私が語っているときの集中力の凄さは語り尽くせないほどです。ときに…

みんなができるとき

みんなが目標を達成できたときというのは何よりにも増して嬉しいものです。その瞬間はなかなかやってくるものではないのでひとしおです。そのことを経験している方にとっては,その嬉しさを分かってもらえるでしょう。目標を達成できることは,それを求めて…

重力と摩擦だけ

レオナルド・ダ・ビンチの橋があります。ボルトや釘,接着剤等を全く使わずに作る橋です。重力と摩擦だけを利用して作る橋のようです。実際には建設可能かどうか当時では判断がつかなかったようで実際に作られてはいないようですが,Webを検索してみると,15…

みんなでみんなができることから導入します

『学び合い』の考え方を使った授業では,単位時間の冒頭にその単位時間の目標を提示します。みんなでみんなが○○できるというクラス全員の目標です。それは同時に,みんなでみんなができるところに至る前に置いては,一人一人の個人の目標にも置き換えること…

臨床経験

教育学部では学生のみなさまの臨床経験は貴重な機会と場となっています。大学では学ぶことのできない教育現場の実際の子どもたちの様子を知るよい環境構成を提供してくれるからです。本学でも,1年生から4年生までキャンパス近隣の小学校を中心に協力体制…

みんなでみんなができることを目標に

『学び合い』の考え方を共有してもらって授業をしようとすると,はじめてのみなさまにとられては戸惑うことが多いのではないかと思っています。その一つが,みんなでみんなができることを目標に掲げることです。”で”と”が”の違いもさることながら,みんなが…

別の要請がきました

『学び合い』ライブ出前授業の要請が届きました。初めての学校からのご要望で,昨年度までお世話になった校長先生のご紹介によるものです。『学び合い』の考え方に共感していただき,昨年度から取り組まれ始めたとのことです。大変有り難く,光栄なことと嬉…

ものごとのとらえかた

ものごとをどのようにとらえるかは人それぞれです。人それぞれにバイアスがかかるからです。自らが持っている固定的な価値観からしかものごとを見ていると,別の価値観からの見方ができなくなります。何度もお伝えしてきたことですが。同じ現象であれば尚更…

おはようございますと失礼します

キャンパスの中で,「おはようございます」と声をかけられることがあります。その回数は,日中の「こんにちは」よりも間違いなく多い気がします。声をかけてくださる方は,懇意にしている方の場合もあればお会いしたことはあるけれどもそれほど話をする機会…

要請がきました

『学び合い』ライブ出前授業の要請が来ました。2回来てほしいという内容です。1回の依頼でも有り難いことですのに,複数回の依頼ですからとても光栄なことで有り難く思います。みなさまの期待に添えるようしっかり準備して力を尽くします。どうもありがと…

教えることは学ぶこと

教える,つまり何かをだれかに伝えようとする際には,伝える側つまり自分自身も学んでいます。ただ,教える行為に没頭しているからでしょうか,教える行為を取って結果が出るまでのプロセスにおいて自ら学んでいるという意識に至ることはあまりないようです…

どうして教員になりたいのか?

以前,学生のみなさまから,「先生はどうして教員になろうとしたのですか?」と質問されたことがあります。教育学部では教員を希望する学生のみなさまにこちらから質問する定番の項目です。だれしもきっかけがあるはずなので,原点に帰ってそのきっかけを思…

対面で授業が始まりました

授業が始まりました。3年ぶりの全面対面の授業です。久しぶりに学生のみなさまの顔を直接目の前で拝見しながら,オリエンテーションを語ることができて嬉しく思います。やはり,彼らとフェイス・トウ・フェイスで授業ができる喜びは格別です。目線がこちら…

2週間が経ちましたが

新しい年度が始まって,2週間が経ちました。卒業生たちはどのような生活を送っているのでしょうか?はたまた,異動されたみなさまは新しい環境に慣れてきた頃でしょうか?いろいろと思いを馳せています。新しい地にて業務を始めようとすると,それまでの文化…

授業を準備してみると

授業の準備を始めて見ると,改めて思うことは自分の経験に基づいているということです。教師のそれまでの経験と知恵によるものです。昨年度だと同じ資料を作ろうとしている自分がいて,ハッとします。そこに子どもたちは存在しません。毎年同じ内容だからか…

資料づくり

学部の授業の資料を作っています。資料を作るときに心がけるときは,自分が受講しているとしたらどのような資料を作ってほしいかなあ,と思いながら作ることです。講義の内容は,自分にとっては当たり前のことなのでどうしても自動化してしまうことは避けら…

心癒やされる鳥の会話

鳥の会話は心癒やされます。鳥の会話と行っても,人間には解読不明なので,今はそれを研究されている方がおられますから文法を持って会話しているとのことですが,鳥同士が実際に何を語り合っているのかは私には分かりません。でも,鳥の会話には行動を留め…

霧か雲か

霧か雲かは区別が付きにくいものです。Webで検索してみると,「霧とは、水蒸気を含んだ大気の温度がなんらかの原因で下がり、含まれていた水蒸気が小さな水粒になって地面近くの空中に浮かんだ状態のことです。一方、雲とは大気中にかたまって浮かぶ水滴また…

質問されてみて

質問してもらえると有り難いという話をよく聞きます。質問されることによって,聞き手に対してどのように伝わっているのかを語り手が悟ることができるからです。聞き手に対して何が伝わっていないのかを知ることにもつながります。それは語り手の自動化を悟…

まるで雪のように

研究室から見ていると,桜の花びらが1枚1枚舞い散ってきています。花びら1枚ですから直線的に落下する現象ではありません。花びら1枚の質量と空気抵抗のバランスによって一部が落下し始めると別の一部が空気抵抗によって落下速度が弱まります。その繰り返し…

ご入学おめでとうございます

入学式の季節です。キャンパスの中は新入生と保護者の方が一緒に歩いている姿があちこちで見られます。学食も賑やかです。新しい出会いがあって一杯描いている希望があります。ご入学おめでとうございます。共に学ぶことのできる光栄さをかみしめているとこ…

子どもたちの学び

学びの生起はいつどこでどのように起こるか誰にも予測は付きません。もちろん,学んでいるはずの本人にも分からないのですから,周りの人たちに分かることはないのです。同じように,理解できる瞬間もいつどこでどのようにおとずれるのかは,本人も含めて誰…

見方・考え方を変えると

見方を変えると見方が変わることはよく知られています。たとえば,いつも表からしか見ていなかった物をたまに裏から見てみることを想像してもらえると,その場合には新しい発見があったり見たことのない裏側の様子を見ることができて見ている物に対する評価…

卒業生の応援隊

卒業生の活躍が嬉しいことです。長野県のものを確認するだけでしかないのですが,毎年,公表される教職員人事異動の発表情報を見ながら,卒業生の卒業後の活躍を慮っています。卒業後,何年か経つと異動のときとなり,名前を見つけると新天地で頑張ってねと…

大変光栄です

昨年度末ぎりぎりに,本年度の『学び合い』ライブ出前授業の要請が届きました。年度替わりを待たずに,次の年度の日程調整をして要請してくださるわけですから,大変光栄なことです。要請してくださった学校は,8年目となります。さらに,先生方の総意で決…

新しい年度が始まった

日本の学校教育は,教育課程上,4月から3月までを1年度として運用されています。その文化が定着しているので,桜の開花とともに4月は大きな節目を迎えます。卒業も入学もこの3月から4月に行われて,別れと出会いがやってくる文化を大切にしています。…