みんなが目標を達成できたときというのは何よりにも増して嬉しいものです。その瞬間はなかなかやってくるものではないのでひとしおです。そのことを経験している方にとっては,その嬉しさを分かってもらえるでしょう。目標を達成できることは,それを求めている者つまり教える者にとってだけでなく,求められている者つまり学ぶ者にとっても達成感と充実感と満足感を味わうことができるので,嬉しいものです。その嬉しさをぜひ一人残らず全員に味わってほしいと願ってやまないものです。
ですから,目標達成すると,まだ目標達成していないお友だちを探して目標達成を助けようとして行動を起こすのです。それは何も数多くの経験を積んでいる大人だけではなく,小学校第1学年の子どもたちでも同じことです。特に,小学校低学年の子どもたちは,自分に対して実践してもらったやり方をまねて,まだ目標達成をしていないお友だちに対して実践してあげようと試みるから不思議です。自分が目標達成したときの嬉しさをお友だちにも味わってほしいという思いが湧き出てくるからなのかもしれません。
みんなが目標達成することは,万人の願いであると思います。