信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

月と火星と木星と土星

14夜の日だったのでしょうが,帰宅時の19:00に信号待ちで南東の空を見上げてみると,月が見えていてその右上に火星が見えました。つい先日,月が見えていた左ややななめしたに火星が見えていたのにあっという間に位置が入れ替わっているのに驚かされます。そ…

本学部附属特別支援学校の公開研究発表会

本学部附属特別支援学校では,明日の10月31日(土)に第41回公開研究発表会を予定しています( https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/naga-tokushi/workshop/84263305495e929dfcbc45118a305a35.pdf )。新しい形としての全てオンライン公開です。研…

文化がぶつかるときに現れる2つのタイプ

昨日,文化と文化がぶつかるときのことを話題にしました。自分の持っている文化と異なる文化に出会ったときに,根拠もなく相手の文化に安易にすり寄っていくことがあります。一方で,自分の持っている文化を強引に押しつけたり相手の文化を排除したりするこ…

文化と文化がぶつかるとき

文化と文化がぶつかるとどうなるでしょうか。自分の持っている文化が自分の持っている文化と異なる文化と遭遇したときには,みなさんならどのような対応が望ましいと考えますか?そして,どのような対応がベストであると判断しますか?ないしはベストな対応…

学習前後の調査

学習による学習者の変容を調査する場合には,一般的に学習の前後で調査します。調査に使うものはいわゆる試験と呼ばれる問題解答方式の物もあれば,いわゆるアンケート調査と呼ばれる質問紙方式のものもあります。アンケート調査と一口で言っても,名義尺度…

目的地に向かって帰ってくるとき

目的地に向かうときに,同じ道を帰ってくるのであるならば,帰り道のために目印となるものをポイントとなる場所に置いておくなり付けておくなりした方が良いことはよく知られていることです。小石などの目印になる小物体を定期的な間隔ごとに置いておくのも…

授業は楽しいですか?

先日の教職大学院のチーム演習で,子どもたちが授業を楽しいと感じれくれるような授業をしたいという話題になりました。そこで,考えます。楽しいとは,いったい誰にとっての楽しさなのでしょうか。楽しいの定義もなかなか難しく,人によって異なるので揺ら…

困ったときに誰に相談する?

あなたは困ったときに誰に相談しますか?今はいろいろなところに相談窓口が設置されていて24時間体制で対応できるように環境が整っているので,何か困ったときにはいつでも相談できるおうになっていて良い時代です。それでも,相談すると言うことは,自分の…

チーム演習

我々の教職大学院は木曜日にチーム演習と称するグループディスカッションの演習を実施していますが,1週おきです。今週はM2の週で次週はM1の週です。M2となれば,残すところあと3ヶ月あまり。12月にまとめの中間発表会を行いますので実質的にあと2ヶ月ばかり…

学修者主体の学びの場を創る会

夕べは学修者主体の学びの場を創る会です。今回は,私たちの研究室のゼミ長が招かれて話しをさせていただく機会をもらいました。ありがたいことです。私が初めて聞く内容もあって新鮮でした。時間をもらって話をしたあとに,ブレイクアウトセッションに別れ…

発表プログラム公開

11月7日(土)開催予定の一般社団法人日本理科教育学会北陸支部大会の発表プログラムが公開されたという連絡が実行委員会から届きました。実行委員長はじめ関係のみなさまのご尽力の賜です。私たちの研究室からも4名の学部4年生が発表デビューします。本年度は…

全体ゼミ

月曜日の夜は全体ゼミの日です。昨晩もゼミ生が全員集まって全体ゼミをしました。前期から取り組んで来た模擬授業づくりが昨日でようやく完成しました。ゼミ生が3チームに分かれて,それぞれ独自の『学び合い』の考え方による授業を企画し,語りを考え,指導…

忘れられない日

誰しも忘れることのできないことがあります。今日は,私を育ててくださった恩師の先生のご命日です。常にお側にご一緒していたわけではないだけに,今でも彼の地におられるような錯覚を持つことがあります。「三崎さん」と笑顔で話をしてくださるかのように…

木星と土星

19:00過ぎに帰宅するときに,信号待ちで歩道で立ち止まっていると,南の空やや西よりのところに燦然と輝く木星を確認することができます。一見して見つけることができます。しばらくじっと見上げていると,だんだんと目が慣れてきてその左脇少し離れたところ…

出前授業はオンラインで

ホーム・ページ(https://taka433ki.jimdofree.com/)に掲載してありますが,当面の間,『学び合い』ライブ出前授業は同期型オンライン授業ないしは非同期型オンライン授業でお応えすることにしています。それに伴って,必要経費は別途計算に基づいてお願い…

子どもたちの当たり前

昨日,私たちが当たり前だと思っていることは実は当たり前ではないことであることを書きましたが,それは何も自然環境だけではありません。 学校現場では,子どもたちが自分の当たり前の文脈の中で,当たり前ではない学校教育の文脈が示されて,自分にとって…

当たり前は当たり前ではない

私たちが日常生活の中で過ごしていて身の周りで起きている自然現象は,当たり前のことではないのですが,生まれてからこの方その環境の下で生きてきているだけに,それが当たり前になっています。 私は日本で生まれて日本でずっと生活してきているので,日本…

日本理科教育学会令和2年度北陸支部大会のスケジュール

11月7日(土)に予定している一般社団法人日本理科教育学会令和2年度北陸支部大会のスケジュールが送られてきました。私たちの研究室からは,学部4年生(B4)の4名のもみなさんが,卒業研究の一環として中間発表の場を持たせてもらいます。すでに原稿は提出済み…

全体ゼミ

昨日は全体ゼミ。毎回オンラインですが,それぞれの模擬授業担当グループに分かれてディスカッションです。ブレイクアウトセッションに別れているはずなのですが,マイクをオンにしているとそこにいるはずのない別のブレイクアウトセッションのゼミ生の声が…

困っている人からのSOS

困っている人からSOSがダイレクトに届いたときに,自分のもっている知識,技術,経験等を提供することによって問題が解決できたことが分かると,一緒に喜びます。なんとか困っている人の役に立つことができると嬉しいものです。自分が本当に困ったときに,そ…

昨年度の卒業研究が終わりました

昨年度の私たちの研究室の学部4年生(ゼミ生)2名の卒業研究をまとめた論文が,学会誌に掲載されることとなりました。一人の論文は一昨日別刷りが手元に送られてきましたので受け取りました。もう一人の論文は先日,掲載可の審査結果が学会から手元に届きまし…

4か月後に見る文書

一度作った文章を4か月置いておいて,もう一度見てみると間違いが見つかるものです。4か月も間を置くと,その文章を書いたときにどのような意図でそれを書いたのかをすっかり忘れているために,新たな気持ちでもう一度ゼロから見直すことができます。どうし…

教職大学院もオンラインでスタート

昨日から教職大学院の授業がオンラインで本格的に始まりました。一部,リフレクションはすでにスタートしていますが,チーム演習と称しているチームでの合同の演習講義が本格的に一斉スタートしたのはおよそ3か月ぶりとなります。 M2のみなさんは残すところ…

教えることは学ぶこと

オンラインで授業をしていると,IT機器に不慣れなだけに受講生のみなさんに助けてもらうことが多々あります。受講生は助けているつもりはないのでしょうが,こちらにしてみると困ったそのときに絶妙なタイミングで手をさしのべてくれるので本当に助かります…

オンライン授業スタート

後期の授業が始まりました。オンラインです。異なるIDでサインインしてとまどったりマイクをオフにしたまましばらく話したり,そのときはよくしたもので受講生が「先生,マイクが入っていません」と教えてくれました。若干の戸惑いと不具合はありましたが,…

卒論への道のりが始まった

卒論への長い道のりが始まりました。4つのハードルがあります。1つは卒論のテーマを決めること,1つは学校現場で実際に調査してくること,1つは録画・録音してきたデータを実際の様子が分かるように文字に表すこと,1つはしゃべっている子どもたちの相手の子…

オンライン入試

オンラインによる本学教職大学院の入試を無事に終えました。終日,試験員も受験生も接続不良を起こすことなく,最後まで順調に予定をこなすことができてありがたく思います。オンラインでも,画面を通して受験生の表情がとてもよく分かり,うなずいたり微笑…

ほうれんそう

学校現場では,ほうれんそうという言葉がよく使われ,大事にされます。ほうれんそうの”ほう”は報告の”ほう”です。ほうれんそうの”れん”は連絡の”れんです。ほうれんそうの”そう”は相談の”そう”です。 昔,一人で全てを行っていた時代にはそれほどでもなかっ…

自分の文脈をまわりの人たちに

自分の文化の下で培われた文脈の中で過ごしている限り,居心地は良いものです。周りは小さいときから培ってきたなじみの深い自分の文脈ですから。食文化も衣文化も言語文化も,そして思考文化も表現文化も行動文化も,日常生活の中で培われてきた文脈です。 …

自分の文脈と周りの人の文脈

私たちがものごとを理解するときには,自分の文脈で理解します。ものごとを語るときも自分の文脈で語ります。 自分が生まれてからこの方育ってきて身に付けた知識,技能そして自分の居心地の良さを醸し出してくれる自らの周りの文化の下で,ものごとを見たり…