信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

御礼

年度末年度初めは別れと出会いが待っています。毎年度のことですが,学校現場ではこの3月末と4月はじめが特別な節目となっています。これまでご支援くださったみなさまに心から感謝しつつ,新たな出会いによろしくお願いするところです。これまでご一緒さ…

何気ない行為に感謝

見ず知らずの方であったとしても,その方の何気ない所作に元気をもらい,勇気づけられることがあります。その方は,ごく当たり前のこととして考え判断して行動していることであろうと思われるだけに,より一層そのような思いを抱くことがあるようです。特段…

表面にとらわれる

見た目にとらわれることは良くあることです。本質が何も変わらないのに,見た目だけが変わっているとそれだけで本質を捉えられなくなってしまうから不思議です。見た目に戸惑わされることなく,本質を見抜いていきたいと思うところです。そのためにはしゃべ…

支え合う集団

支え合う集団とはよく耳にするフレーズです。しかしながら,実現に至るかどうかはなかなか難しいと感じます。子どもたちが学校観を共有しているかどうかに左右されるからではないかと思うところです。どうしても自分が良ければ安心しますし先に進もうと自ら…

自分にディメリットはない

野球のWBCに出場したダルビッシュ投手が言っている言葉を聞く機会がありました。キャンプ最初から参加して,自分の調整もさることながら若い選手の皆様に惜しげもなくたくさんのことを教えてあげたという報道がありました。なぜ教えるのかという質問に対して…

教えるとは何なのか

3月23日の朝日新聞の天声人語の話題です。「教える」とは何なのか。小説「カモメに飛ぶことを教えた猫」の猫のゾルバは,瀕死のカモメと出会ってそのカモメに飛ぶことを教えた物語に登場する主人公です。そのゾルバが「飛ぶことができるのは,心の底からそう…

待つこと

時間が限られている中では,どうしても効率的に事を前に推し進めようとします。ときには,焦ってしまうこともあるくらいです。時間が限られているだけに,時間が終わるときには自分で想定した一定程度の成果を得られるようにしたいと思うのは誰しも同じこと…

文脈が変わって苦慮すること

文脈が変わると,それへの対応に苦慮するのは古今東西変わらないことです。特に,それまで可能であったことが不可能になった場合には,それまで不可能であったことが可能になったことよりも格段と苦慮するのは良くお分かりのことと思います。不便だとか踏襲…

ご卒業おめでとうございます。

昨日,本学長野地区の卒業証書授与式が行われました。4年間の学修を修了されご卒業されるみなさま,ご卒業おめでとうございます。みなさまの奮闘努力を心から讃えます。みなさまの頑張りが感動と元気をどれだけ振りまいてくれたのか計り知れません。ありがと…

認められると嬉しい

誰しも褒められると嬉しいものです。時と場合には依りますので一概に結論づけることはできないにしても,どんなことであったとしても,批判的に評価されるよりも肯定的に評価されるときの方が嬉しくなります。ほとんどが批判的な評価であったとしても,どこ…

笑顔は尊い

笑顔はまわりの人たちに元気と勇気をもたらしてくれます。老若男女ともそれは当てはまることであり,例外はないように思われます。それこそ,劇薬とも言えるのではないかと独りごちています。時と場合にも依るのでしょうが,笑顔に接するとこちらも思わず笑…

嬉しさ4倍増

卒業生からメールが来ました。嬉しかったです。栄転とのことおめでとうございます。嬉しさが倍増します。元気で頑張ってくれていることが分かり,嬉しさが三倍増です。さらに,毎日信濃の国からこんにちはを読んでくれているとのことで嬉しさ4倍増です。 本…

挑戦の尊さ

日常生活を送っていると,自分のルーティンがあって自分の文脈があってそれになじんでくると知らず知らずのうちにバイアスがかかってくるのは仕方のないことかもしれません。固定観念とか頑固とか言われる言葉が当てはまる状況が生じやすくなります。自分の…

夢は叶う

夢は叶うとよく言われますが,本当であると思います。ただ,かなえるためにはそれ相応の努力が必要です。自分ごととなると信じられないようですがそれが事実となって目の前に現れると,にわかには信じがたい気持ちと嬉しい気持ちが入り乱れます。夢を叶える…

分からないことが出たら

分からないことが出てきたら,あなたならどうしますか?私はどうも,その場でそのときにすぐに口に出してしまうようになってしまいました。その場の状況も顧みずにです。『学び合い』の考え方です。あとから,なんて思うとまたそのあとのときに新たな疑問が…

得意なことと苦手なこと

誰にでも得意なこともあれば苦手なこともあります。苦手なことが全くないという人に出会うことは滅多にありません。誰にでも苦手なことがあることを理解すれば,助けてもらおうと思って当たり前なのです。得意なことがあることを理解すれば,それを生かして…

難しさ

相手のことを知るのは難しいことです。思っていたんです,と言われても何かしゃべってもらうか何か行動してもらうかしないと,その人の思っていること,考えていることを推し量ることはできないことはないでしょうが,難しいです。相手に気兼ねなくしゃべっ…

感謝

本当に多くのみなさまに支えられて生活が成り立っていることに心から感謝しています。見えるところもあれば見えないところもあって、見えないところの方が多いのです。ひごろなにげなく思っていますが,あらためて感謝です。

嬉しい

県外の現職教員として勤めている第1期卒業生から連絡があり,会いに来たいというのです。時間は取らせませんとも。それだけで有り難いことです。年度末の多忙のこの時期に,丁寧にも年休を取ってわずか数十分のためだけに,遠路多額の交通費と労力を要して…

自分の頭で考える

『学び合い』の考え方は,授業のときに自分で何をしたら良いかを考えることを求めます。考えたら,その考えがみんなでみんなができる上で,有効かつ有用なのかどうかを自分で判断して,自分で行動を起こすことを求めます。そのときには,誰かの考え,判断や…

木を見て森を見ず

木を見て森を見ず,と言われることがあります。些細なことにこだわりすぎると本質を見落とすことがあるという西洋のことわざが翻訳された言葉です。目の前のことや身の回りのことなどはどうしても気になるもので,一時になり始めるともうどうしようもなく気…

誰が頑張るのか

『学び合い』の考え方で授業をすると子どもたちが頑張らないと目標達成は叶いません。一人も見捨てない理念を共有しているのは子どもたちなので,子どもたち一人一人がどの子も集団内のお友達を一人も見捨てないように考え判断し行動するからです。一方,そ…

上級CSTと初級CST

本年度の本学の理数系教員(CST:コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業も円滑に推進され,上級CSTと初級CSTの認定の時期となっています。前者は,長野県内の現職教員が対象ですし後者は本学部学生諸氏が対象です。本年度は前者が3名,後者は12名…

どの立場でとらえるのか

同じ現象をどのようなバイアスをかけてとらえるかによって評価が異なってくるのはよく知られていることです。授業で言わせてもらえれば,教え手の立場に立ってバイアスをかけてとらえるか,学び手の立場に立ってバイアスをかけて捉えるかによって,その授業…

『学び合い』談義

西川研のゼミ生の大勢のみなさまが遠路来てくれました。久しぶりに,『学び合い』の考え方談義をすることができ,嬉しく思います。1年間,2年間学んでこられたみなさまだけに,わいわいがやがやも大いに楽しく,語らいも途絶えることなく,会話も双方向性…

啓蟄

本日は啓蟄です。二十四節気の一つで春の季語ともなっています。冬至から2ヶ月強が経って地球が暖まり地面が温かくなって冬眠をしていた虫が穴から出てくるころとして知られています。長野もようやく暖かい日が続くようになり,市内の雪も解けて消え去り地…

予定

予定を立てることがありますが,それはあくまでも予定であって事実としてその予定が予定通り起こるとは限らないのが現実です。そのリスク管理は並大抵ではないと思います。余裕を持って,とはまさに言い得て妙です。立てていた予定が予定通りいかなかった場…

研修終了

昨日は,研修教員の報告会と修了式の1日でした。1年間の研修を無事に終えられ,充実した教育研究を残されたことに敬意を表します。全く知らない初めてのところに行って結果を出すことの難しさはよく知っているつもりなので,その大変さをクリアしたことは…

臨床的理科指導力認定試験2日目

昨日は臨床的理科指導力認定試験2日目でした。待っているときというのが一番緊張するように思います。これで完璧かなあと思って準備するのですが,さらにより良いものを目指してさらなる工夫をして努力します。どの模擬授業からも,そのような様子が良く伝…

臨床的理科指導力認定試験1日目

昨日から2日間に渡って,臨床的理科指導力認定試験を実施しています。昨日はその1日目でした。4年生のみなさまの間では卒業試験として知れ渡っているもので,4年生全員が20分の模擬授業をします。児童生徒役は学部の理科教員8名と長野県教育委員会から…