日常生活を送っていると,自分のルーティンがあって自分の文脈があってそれになじんでくると知らず知らずのうちにバイアスがかかってくるのは仕方のないことかもしれません。固定観念とか頑固とか言われる言葉が当てはまる状況が生じやすくなります。自分のルーティンや自分の文脈から外れるいわゆる外部の環境からの異質物に対してはときには排除したり攻撃したりする行為を取ってしまうことまであるくらいです。
しかしながら,立場が全く反対になれば,自分が異質物になります。自分のルーティンではない,自分の文脈ではない文脈に挑戦することは貴重な経験を積むことになります。
自分のルーティンや文脈でないだけに,はじめてでつらいこともあるでしょうし投げ出したいこともあるでしょうが,それでも,異なる文脈に自分を置いてみるのは挑戦心を誘います。やってみるだけの価値はあると確信しています。挑戦は自分に変革をもたらしてくれたり高めてくれたりするだけに,尊いです。