信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

質問されてみて

 質問してもらえると有り難いという話をよく聞きます。質問されることによって,聞き手に対してどのように伝わっているのかを語り手が悟ることができるからです。聞き手に対して何が伝わっていないのかを知ることにもつながります。それは語り手の自動化を悟って自覚することにもつながることですが,聞き手が質問することはあまりないように思われます。こんな当たり前のことを聞いたら,恥ずかしいかなあ,あとで精読すればなんとかなるかなあと思うからではないでしょうか。聞いているときにはおおかた自分ごとになっていないことが多いので,何を質問したらよいのかを把握していないこともあるでしょう。語るときには,この内容を初めて聞く人にとってはどうだろうかという視点から内容を精査してみることが肝要かもしれません。