2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
全校で『学び合い』の考え方に取り組んでいる学校におじゃましてきました。取り組み初めて3年目になるその学校は,すべての学年すべての学級で『学び合い』の考え方に取り組んでいる素晴らしい学校です。先生方が実に主体的で建設的なのでその語りを通して先…
『学び合い』の考え方に限らず,学習者の理解を促す上では,アウトプットする行為として,クラスの周りに行く友達に説明してあげることが進められます。アウトプットが友達への説明だけではないですが,対話的な試みとして重宝されます。一般的に,自らのイ…
『学び合い』は考え方です。手立てやスキルではありません。初めての方がこの考え方に触れて授業をされる場合には,どうしてもスキルを求めようとするので,躓いてしまうことがあります。あくまでも,考え方なのでその考え方に共感してさえもらえれば,どの…
久しぶりに,一般社団法人日本科学教育学会の支部大会で続けて発表してきました。支部大会なので,全国大会のようにバスを降りてからつながるようにスーツ姿のみなさんが連なって一カ所に入っていくような光景はありませんが,それでも朝早くから実行委員会…
『学び合い』の考え方で授業を始めると,授業者が期待してるような様態が現れないことがあります。啓蒙書に書かれているようにならないのです。授業者としては,書かれているとおりにやっているのですから,困ってしまいます。失敗例の本も出ているので一読…
学部の中学校理科免許取得のための授業で,模擬授業が始まります。そのための授業づくりを行っています。模擬授業となると,ようやく自分ごととして捉えられるようになってきます。それまでに何を学んだのか,その学んだことをどうやって使うのか,汎用的に…
学部で中学校理科免許取得のための授業を担当しています。その中で指導法に関する内容を扱う科目があって,中学校や高等学校での理科の授業を実践する上で有用的に活用できる指導法について語っています。 先日,講義が終わった後,受講している学生の一人が…
先日,ある学会の発表で訪れた,ある都市のある駅のホームで見かけた現象です。ホームの一角に設置されている屋根付きの待合室の梁の上部に10cmくらい(に見えました)の針状の金属様の突起物(数cm間隔でびっしり)が張り詰められていて,初見では少し異様で不…
例年,6月は出前授業に出かける機会が増えます。今年も例外ではなく,要請があって出かけます。今年はそれに加えて学会での発表があって慌ただしい1ヶ月を過ごしています。新年度が始まった学校としての教育課程が動き出し夏休みを迎える前の少し落ち着い…
自分ごとにするためにはどのようにしたら良いでしょうか?いったい,どのようなアプローチを試みたならば,より良く自分ごととして捉えてもらえるでしょうか?そのためには,様々なアプローチが考えられます。一人一人の持つ学習履歴矢ニーズによっても異な…
先日の平日6限(18:10から始まります)の学部3年生の必修科目である臨床経験科目の1コマに,市内の学校現場の先生が直接出席されて,受講生のみなさんに貴重なアドバイスをくださいました。本学の素晴らしい試みの一つです。 実際の子どもたちと一緒に活動する…
毎年,この時期になると教採に向けて4年生のみなさんが相談にやって来ます。小学校の教採で理科の実技試験があるのでスキルを高めたいと。音楽や体育なら実技試験の実施は昔からよく聞きますが,理科はなかなか聞きません。理科の実技試験を実施する都道府県…
本学は毎年度,市内の小学生を対象として子ども公開講座を開催しています。私も担当していますので,本年度も新たな講座に挑戦したいと思っています。昨年度は光の不思議の講座でしたので,今回は重さの不思議の講座に挑戦します。対象は小学校中学年の子ど…
ツバメに続いてタヌキの話題です。研究室の窓の外,目の前をタヌキが右から左に悠然と移動している光景を見ることができました。以前,大学周辺でイノシシ2頭が悠然と町中を移動している光景を見たことがありますが,研究室のすぐ脇をタヌキが1頭移動するの…
今年はツバメをよく見かけます。特に,駅の周辺には10羽を超える数のツバメの集団が飛び交っているから驚きます。先日は電線に20羽近く止まっていました。それだけの数になると,さえずりの音もけっこうな大きさになって聞こえてきますから,賑やかです。子…
共済組合から健康知識宅配便が届きました。それに依りますと,ゆっくり動くことが健康への近道になるようです。私たちの生命活動を支えるのは自律神経で,その自律神経にも主にアクセルの働きをする交感神経系と主にブレーキの働きをする副交感神経系がある…
つい先日も道路を歩いていて,話していた相手に「ほらそこに書いてあるじゃん」と言われた経験をしました。「ほら,そこに書いてあるじゃん」「えっ,どこに」「ほら,そこに」「えっ,どこ?」「ほら,そこに書いてあるじゃん,そこ」「えっ,書いてないよ…
失敗から学ぶことがよくあります。期待していた結果が得られなかったときに,なぜ想定通りに事が運ばなかったのかその理由を分析するからでしょう。しかしながら,原因を特定することはとても難しいことなので,そう簡単には原因は分かりません。そうなると…
学会で発表してみると,学会での発表に限ることではないでしょうが,自分の考えていることをより多くの方々に聞いてもらえる絶好の場であることを改めて認識できます。自分の考えていることに対して,聞いてくださっている方々がどのように考えているのかを…
学部の授業では,学校での1単位時間の授業を構想し実践するときには時間配分のバランスが重要で大切であると語ります。授業を構想し,実践するときには,45分なり50分なりの単位時間の中で導入,問題設定,仮説,方法の検討,課題設定,観察,実験,考察,ま…
つまずきは突然やってきます。困ってしまうようなことも,いきなり目の前に現れます。昨日までよかったのに,とか,この前はうまく,ちゃんとやれたのに,とか。それも,なぜつまずいたのか,どうして困ってしまう状況になったのか,その理由がよく分からな…
私たちは社会的な状況に依存して生きています。異なる社会的な状況から組み込まれたとしたならば,はじめは戸惑うことが多いことと思います。戸惑うと言うことはすでに,それ以前の社会的な状況に対して,いわゆる慣れ親しんでいる,つまりそれまでの社会的…
今日から,一般社団法人日本理科教育学会第74回全国大会(滋賀大会)の一般研究発表の研究発表申込・大会論文原稿受付が始まります。今回の第74回全国大会は,9月7日(土)から8日(日)までの2日間,滋賀県瀬田市にある龍谷大学瀬田キャンパスで行われます。私も…