信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

ものごとのとらえかた

 ものごとをどのようにとらえるかは人それぞれです。人それぞれにバイアスがかかるからです。自らが持っている固定的な価値観からしかものごとを見ていると,別の価値観からの見方ができなくなります。何度もお伝えしてきたことですが。同じ現象であれば尚更ですが,環境が変わってそれまでと異なる現象が現れたときに,それまで現れていた現象に対する評価と新しく現れた現象に対する評価が異なるのは,バイアス上仕方のないことです。しかしながら,それまで現れていた現象はそれはそれでそのバイアスから見てみると一定の評価が成されます。その一方で,新しく現れた現象は,それまでのバイアスから見てしまうと評価が下がりますが,別のバイアスで見てみると評価が上がります。それぞれの文脈の下で,それぞれのバイアスから評価することによって,そのときどきの捉え方が変わり評価が両方とも高まります。