我々は,『学び合い』授業というときは,『学び合い』の考え方を持っている教師が子どもたちと考え方を共有して行う授業のことを指して言います。
そうでないと,学び合いの授業と勘違いされるからです。ですから,言葉を発するときには,学び合いではなく二重括弧の学び合いと言います。
そうでないと,学び合いと誤解されるからです。
二重括弧の学び合いと表現したとしても,学び合いと勘違いされることが多いのは残念です。学び合いではなく,二重括弧の学び合いと行っているにもかかわらず,うしろの方の学び合いだけが短期記憶にインプットされるからでしょう。
それだけ,学び合いのいう音(おん)が世に一般的に浸透していることによるものです。
二重括弧の学び合いは,学び合いではないことを,事あるごとに伝えてはいますが,なかなか二重括弧の学び合いが学び合いではないことを理解してもらうには時間がかかります。
「二重括弧の学び合いは学び合いではないんですか?」と。
二重括弧の学び合いは考え方です。