信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

自分で学ぶときとそうでないとき

 自分で学ぶときと,先生から学ばされるときがあるようです。一般的な授業であっても,先生に言われたとしても子どもたちは自分で学んでいると言われそうですが,果たして荘でしょうか?自分で学ぶときと言うのはどういうときでしょうか?自分で学ぶときは,学ぶ目的も学ぶ必然性も自身が持ち合わせていますから,誰に言われるまでもなく,自身で次の手立てを考えて行動を起こすことができる状態です。子どもたちは,毎日のすべての教科等の授業でそのような文脈が生起しているでしょうか?
 修学旅行が例えに出されることがあります。行き先等の行程が決まっていて先生に連れて行かれる場合と,自分たちで目的を定めて,行き先を決めてどのように1日を過ごすかを決めて,どのように回るのかを決めてどの交通機関を使えばより効率的なのかも検討した上で,予算も判断し,最終的にみんなで合意して行動を起こす場合とでは,学ぶ様態が全く異なってくるように思います。前者は学ばされている様態であり,後者は自分で学ぶ様態であるやに捉えられます。
 今日のあなたの授業はどちらでしょうか?リフレクションしてみる価値はありませんか?