信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

雲の白さ

 曇りの日に空を見上げると雲が見えます。上昇気流によって様々な種類の雲が現れて,私たちの目を楽しませてくれます。雲はどうして白いのでしょうか?中学校第2学年の理科で,雲は水滴であると学びます。水滴って透明なはずなのに,雲になるとどうして色が付くのでしょうか?
 ミー散乱と呼ばれる現象が起きるからです。ミー散乱は,細かな繊維や粒に光が当たることで発生し,白い色の光となって私たちの目に届く現象です。水蒸気や氷の粒のように粒径が小さくなると白く見えます。不思議ですね。透明なはずに食塩や砂糖が白く見えるのもこれが原因です。身近なところでは,大根もスーパーで買うときは白い色をしていますが,煮込むことで繊維の間が煮汁でみたされるので透き通って見えるようになります。自然って不思議ですね。