信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

上空を通る飛行機

 小学校第4学年の理科の授業で,お湯が沸いたときのやかんの口から白い湯気が出る現象を観察することがあります。この湯気の正体はなんだろう?と疑問を抱いてその正体を明らかにすべく授業が展開していきます。空気中の水蒸気が冷やされて水滴となって空気中に浮遊していることによって見える現象です。
 キャンパスのある地の上空を飛行機がよく通過していきます。多いときには10分おきくらいに行ったり来たりしている様子をじっと眺めることができるときがあります。じっと見ていると,次の飛行機がやって来て,えっもう来たの?と思わず驚いてしまうほどです。上空を通る飛行機と言えば,いわゆる飛行機雲です。白いです。飛行している飛行機のジェットエンジンから噴出される気体に伴って,周辺の空気中にある水蒸気が冷えて水滴と成って現れてくる現象です。じっと青い空を見つめていると,その白い線状の雲が自然の不思議さを伝えてくれます。
 ところで,頭の上を飛行機が飛行しているにもかかわらず,飛行機の重量を感じることはありません。なぜですか?その理由を考えてみると楽しいです。挑戦してみましょう。