『学び合い』の考え方では,単位時間の授業の時の課題が勝負だとよく言われます。課題をどのように設定するかによって,子どもたちのゴールへの到達の様子やその過程が影響を受けるからです。
課題も,通常ならば,正解が一つだけある課題を作ることに慣れていませんでしょうか?正解が一つだけなので,課題を作る側の教師にとっては作りやすさを感じます。評価も効率的にできます。ゴールに到達できたかどうかも可視化しやすいです。しかし,です。正解が一つとは限らない,正解がたくさんある課題を作ってみてはいかがでしょうか?作り慣れていないので少し苦労を伴うかもしれませんが,挑戦してみる価値はあるように思われます。正解がたくさんあれば,子どもたちの学びも多様に広がっていくことが期待されます。