目標を設定することはなかなか難しいことです。『学び合い』の考え方を使って授業を使用とする場合も,課題設定が鍵となるとよく言われます。『学び合い』の考え方に挑戦しようとする場合は,まず課題設定から取り組むほどですから。
目標を達成したと思ったら,それはゴールではなくてもっと先の方にゴールがあって目標達成が目標達成にならなかったという話もよく聞きます。それだけ,目標をつまりゴールをどこに設定したら良いかは難しいことだと言われる所以です。
目先のことに目を取られてしまってその解決を優先的に進めているとそのようなことが起きてしまうように思います。最終ゴールとなる目標をどこに置くのか,そして置いたらその目標を達成するために必要なことがらはどれだけあってどの必要事項を優先して処理していかなければならないのかについて,確固たる見通しを持つことが重要でありかつ大切なのです。それができないとなかなかゴール設定は難しく感じてしまいます。
アナログ的な方法ですが,KJ法のように一つずつ一つの用紙に書き出して,それを並べ替えていく作業が求められているのかもしれません。毎単位時間の目標が達成されると,その積み重ねはどこの目標達成に貢献しているのでしょうか?