信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

全体を捉えるか個別をとらえるか

 教育研究にて論じる場合,全体を見るかそれとも個別を見るかによって議論が変わってきます。それはあたかも量的研究と質的研究に連動しているかのように見えてきます。かつては,量的研究が主流であったものが1990年代に入るころから質的研究が評価を得始めて両者の揃った教育研究に推移していった経緯があります。全体を捉えて集団全体の教育効果を論じることも効果的ですし,個人ないしは個別のデータを取り上げてその特徴を追跡しながら議論することも効果を生み出します。教育の場合,関わる要素が多いが為に両者ともに議論の尽きないところがあります。
 授業実践も似たようなところが遭って,全体を捉えて教育効果を論じるときと個人ないしは個別のデータを捉えて議論するときがあっていずれも有効的なぎろんが展開します。価値観の違いからときとして両者の議論が平行線を辿ることもありますすが,いずれも万人を納得させるだけの根拠を有しているだけに有効であることに異論はないところです。
 あなたはどちらの考え方を優先してきましたか?大切にしたいですか?これからはどうしますか?それはなぜですか?