先日,指導法の講義で,アクティブ・ラーニングの話をしました。そのときに,受講してくれている学生のみなさんが,アクティブ・ラーニングは手段であって目的ではないという議論をしてくれていました。さすがだなあと感嘆しながら聞かせてもらっています。1回目の教育実習を終えた彼らに育っている力は見事なものです。目先のものではなく本質を見抜こうとしているからです。どうしても目先の現象に追われてしまって,その背景に横たわる本質を見逃したり後回しにしたりしがちですが,本質をしっかり捉えて看過することのないようにすることが肝心であることを彼らから教えてもらいます。