木を見て森を見ずという表現が成されることがあります。小さなことにとらわれて全体を見逃してしまうことを言い表しているものとして知られています。教育についても当てはまることが多々あるように思われます。目の前の,明日の授業をどうしようか,特にどうやって教えようかを考えていると,その先が見えなくなってしまいかねません。目の前の子どもたちをどこに連れて行こうとしているのか,つまり目指すところはどこなのかが見えなくなってしまいかねません。教育でいちばん大切なのは何を目指すのかなのですが,どうもそれを後まわしにしてしまいかねず,日々の授業に追われていることが心配になってきます。教育の目的は何かを考えたいものです。あなたの目指すところはどこですか?