信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

理科のものづくり

 理科の授業でものづくりを行うことがあります。文部科学省も学習指導要領の中で示していますから,授業実践でもものづくりを取り入れる機会も多いことと思われます。理科の授業で行うものづくりは,美術や技術,家庭科の作品とは異なり,ものをつくることを目的としているものではありません。ものづくりはあくまでも手段ですから,ものづくりを通してつくったものが科学的にどのようなしくみになっていてどのようにはたらいているのかについて考え,理解を深めることが重要で大切です。その上で,ものづくりを終えたあとのリフレクションにおいて,探究の過程を振り返ってみるのです。
 その意味では,ものづくりをしている最中に,ものづくりを終えた後に,どうして○○なの?と科学的に聞かれると嬉しくなります。科学の目が育ち探究心で溢れているんだなあと思うことができるからです。探究の過程を振り返って自己更新してもらえるともっと嬉しくなります。