信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

学会の講演から

 先日の日本理科教育学会第73回全国大会の講演で,高知県立牧野植物園の理事長・園長様が「牧野植物園の紹介と身近な薬用植物・生薬・漢方薬」という演題で話をされていました。その中で,改めて印象に残ったのがヨモギトリカブトが似ているという話題です。何気なく聞き流していたそれまでの話題を改めて考え直してみると長期記憶の中に染みこんでいきます。よく見てみると確かに葉はよく似ています。どこが違うのだろうと自分ごとにして見てみると見分け方が分かってくるから不思議です。
 その意味においては自分ごとにすることが認識を確かなものにする良い機会となることが分かります。その意味ではいろいろな体験を積んでいくことは一つずつ自分ごとにしていく近道なのではないかと思うところです。やらなければならない状況になったときに,それまでの臨床経験が役に立つはずですから,臨床経験を将来の自分ごととして取り組んでいくことが大切なことです。