教職大学院のSTEM教材開発演習の講義で，受講生のみなさまが発表した内容が印象的でした。節電プロジェクトと題して，生徒会の特別活動として展開した内容が披露されたものです。感心したのは，附属学校３校が協力して同じ方向を共有した上で取組を始めたこと，中学校生徒会が自分たちの考えを押しつけることなく，各クラスのマイ・プロジェクトとして推進したこと，推進結果と経緯を共有したこと，が挙げられます。自分たちの考えを押しつけることなく，それぞれの考えを引き出し尊重し後押ししたことはさすがです。見事な取組と高く評価できます。
そう思いながら，自分のまわりの電気器具の消費電力を改めて見つめ直してみると，なかなか新たな発見があるものです。現在の家庭の標準電力は30Wが主流です。本学部でも節電が叫ばれていますので，先日は緊急宣言などというびっくりするメールが届いたほどですから，附属学校園の取組に学ばなければなりません。家庭でも学びます。
