日本は火山列島といいますから,火山が至る所にあります。中学校の理科で学ぶ火山は,富士山をはじめとして日本の代表的な火山をいくつも学びますから,実生活と結びついた学習として知識をさまざまな経験とともに積み重ねてきています。学習指導要領では理科において災害も扱いますから,防災教育の視点からも学ぶ機会があります。
海抜0メートルよりも低い火山があると聞くと,驚きます。中学校の理科では,火山というのは地中からマグマが地表に出て噴出するところと学びますから,海水面よりも高いところにあるであろうと思うのが当たり前なのかもしれません。エチオピアの北東部の砂漠の中にあるダロル火山が,それです。標高はなんと海抜マイナス50メートルといいますからまたびっくりです。海底火山があることを考えれば,取るに足らないことかもしれません。それにしても,自然の不思議は私たちに果てしない興味をもたらしてくれます。どうやってできたんだろう?