信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

新しいことが始まるとき

 新しいことが始まるときというのは,自分自身をその文脈下に置くことが難しく感じるものです。まず第一に,自分自身に問題意識がないと,あるいは高くないとなかなかモチベーションが生じませんし高まりません。なぜ(そんなことを)しなければならないのかという思いに駆られます。たとえ,職務上の命令であったとしても自らのモチベーションをいかに高めるかについての工夫を自助努力しなければならなくなります。それは『学び合い』の考え方を使う場合も同じことが言えます。
 変更するということは,変更を提案する側にとっては必然性があるのでしょうが,変更を提案される側にとってはその必然性の理解がなかなか進まないこともあるからやっかいです。新しい文脈下での自らのいわゆる立ち位置をいかに早く見つけることができるかが,その文脈に対応できるかどうかに大きな影響を与えるようです。いわゆる折り合いを以下に付けるかのコツがそこにあります。その折り合いの付け方は,『学び合い』の考え方を使う場合も同じことです。
 より良いものを求める改善の過程では労苦を伴うものなのかもしれません。