人にものを頼まれたら，自分のしている仕事を止めて，その人に頼まれた仕事をするようにしています。なかなか難しいですが。どうしても，自分のしていることにめどが立って一区切りした時点で，頼まれたことを実行に移したいと思ってしますので，どうしても一瞬ではあっても，そう数秒であっても後回しにしがちです。
しかしながら，私にものを頼むと言うことは，一つには期待してくれている証です。一つには頼める相手として信用してくれている証です。そして，大事な大切なもう一つはその人が困っている証です。であるならば，何をおいてでも，頼まれたことを最優先でしてあげるべきであると考えます。
そのように考えるに至った経緯は以前にも書きましたが，私が本当に困ったことがあったときに，頼んだ方はどんなに忙しくてもどんなに急いでいたとしても，その方のやっていることを後回しにして私のために力を尽くしてくれた経験をしたことがあることに依ります。
そんなことは，私にものを頼む人は何も分からないことでしょうし，分かってもらう必要もないことです。私を信じて頼って困っている方からの頼み事は，何をおいてでも今していることを後回しにして，助けて差し上げます。自分に余裕のないときには，それは本当に難しいことなのですが，「ちょっと待って」と言いかけるその瞬間に自分に言い聞かせます。それで本当にいいのか，と。
