信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

だれかに頼ることは恥ずかしいことではない

 あなたのいばしょ理事長の報道に接する機会がありました。だれかに頼ることは恥ずかしいことではないのですというメッセージを発信してくれている取組のようです。『学び合い』の考え方に通ずるところがあるように拝聴しています。
 『学び合い』の考え方では,だれかに助けを求めることは恥ずかしいことではないので,困ったときにはいつでもだれかに助けてもらうことができるという安心感を持ってほしいと願っています。それも,小学校の教科の授業で常に,繰り返し,いつでも,どのようなときであったとしても,困ったときにはいつでも助けてもらえる文化を創り上げていきます。
 授業の時に困ったときにはいつでも誰に対しても声を上げて,助けてもらいましょう。自分の周りで助けを求める声が聞こえてきたら,いつでも助けてあげましょう。自分の差し伸べた助けの手が,助けを求めた困っている人の助けになるかどうかは困っている人にしか分からないので,難しいことではありますが,それでもトライ・アンド・エラーを繰り返すことによって,困っている人に対してどのような助けの手を差し伸べてあげたら良いのかについて折り合いをつける術を知らず知らずのうちに習得できるようになっていきます。それが『学び合い』の考え方です。