信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

ものごとを前向きに捉える

 ものごとを前向きに建設的に捉えることのできる人がいます。リフレーミングできるのはそのような人の特徴の一つであると思います。自分が特に落ち込んでいるときに,そのような人と話ができると救われます。次の一歩を踏み出してみようかなあと思わせてくれる雰囲気が醸し出されるから不思議です。その意味では,リフレーミングは魔法の言葉かもしれません。
 どうするとそんなふうに前向きにものごとをとらえられるのかなあと思います。おそらく,その人のそれまでの経験に依るところが大きいのではないかと思うのです。それも1回だけの経験からはそのようになることは難しいのではないかと思うので,何度もトライ・アンド・エラーを起こしながらたどり着いた帰着点ではないでしょうか。
 前向きにとらえてうまくいかなかったとしてもそれをまた前向きに捉えて,その繰り返しによってたどり着くところが道を切り開く原動力なのかなあと思い始めています。私に足りないのは,そのどこかで挫折してしまうところでしょう。最後まで前向きでいられる方は,最終的にたどり着くゴールをしっかりと思い描いているのかもしれません。
 その作業を毎日の中で,具体的に実行に移しているのが『学び合い』の考え方です。毎単位時間の取り組みですから,そのつい重ねは最後には山となります。