かつて，一般に我々がコンピュータに何を望むかを調査した結果が発表されたことがあります。処理の速さです。容量の大きさ，画面の大きさ，画面の見やすさ，キーボードの使いやすさ・入力のしやすさ，本体質量の軽さ，接続性の良さ，持ち運びの便利さ等々ではなく，速いことがいちばんであるという結果であったそうです。
みなさんはどのように思われますか。私は調査結果に同感です。
主に，文字入力を中心にした作業が多く，さほど容量の大きな映像をいくつも保管して同時展開しながら作業を行うことがないことから，そのように共感するのかも知れません。それでも，一つの文書の中に，図表を数多く使って，映像を随所に盛り込みながらプレゼンテーションをしようとするときがあって，そのようなときには容量も気になりますが，読み込みに時間がかかると，時間がかかるとは言っても20年前に比べたら雲泥の差ではありますけれども，もっと速く動かないかなあと思ってしまうことがあります。
じっと待つときの30秒が長く感じてしまいます。やはり，ファイル等の読み込みを速く，書き出しも速く，途中でフリーズするようなことのない方がありがたいと思うところです。じっと待つことがあるようなときには，20年前を思い出すように心掛けるようにはしています。
