信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

これから何をするかが大事

 科研費の査読アドバイザーからOKが出たので,次期科研費を獲得するための申請書類の提出手続きに入ります。

 実行可能性を判断するのに,当人が過去にどれだけのことを成し遂げてきたのかは,判断の材料の一つにはなるでしょうが,それでもそれは,あくまでも過去のことでしかありません。

 過去にどれだけのことが成し遂げられていたとしても,今,これからは誰にも分かりません。過去が凄いからと言ってこれからもすごいとは言えません。それ(過去の素晴らしい実績)がこれから(未来にもたらされる素晴らしい実績)を保証するものでも何でもないことは自明です。

 当人が,今何を考えているのか,これから何をしようとしているのかが大事であることは言うまでもないこと。それが如実に表れるものの一つが,我々の場合,科研費申請であると考えられます。それに対して外部評価が下ります。これからやろうとしていることに価値があるのかないのかを第三者が見極めてくれます。過去の実績にあぐらをかき,現状に満足しているわけにはいきません。

 常に前を向いて,新たな一歩を踏み出します。