達成したい目標が目の前にあるようなときに相手と会話をするときには,自分の話したい内容,自分の伝えたい内容をより良く相手に伝えることができるように工夫します。
そのために,相手に納得してもらえるような根拠を用意して語るように心がけます。根拠を持たずに話し手も相手にはなかなか納得してもらえないからです。聞く側にとっては,この納得して聞かせてもらえるかどうかが決め手となります。自分が納得できなければ,相手がどれだけ良いことを主張したとしても受け入れることはなかなか難しい物です。
納得するためには,科学的な根拠や社会的な根拠がある必要があります。相手と会話するときには,この根拠を持っては成しているかどうかと納得して聞いているかどうかがとても大切な要素となります。根拠を持って話をしていたとしても相手が納得できないときもあります。力関係にも依存しますし,話の仕方によっても異なります。
相手の示した根拠に対して,自分が異なる根拠を持っていたとしたら,示された根拠に対して反論しますから納得はできない物です。そのようなときでも,話す側が自分の持っている根拠だけで押し通そうとするとやっかいです。どうしても威圧的なものの言い方になりがちで,聞く側にとっては納得などできようがなくなります。そうなると,話す側が聞く側を排除していく環境ができあがっていってしまいかねません。
このような会話は学び合いではよく見られる現象ですが,『学び合い』の考え方が共有されていれば現れることはゼロに近くなる現象です。
『学び合い』と学び合いの違いです。