信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

メモ用紙

 枕元にメモできる紙を置いて寝ます。夜中に目が覚めて,何か閃いたときに書き留めることができるようにという用心の為です。かつて夜中に目が覚めて,何回かアイディアが浮かんだときに,朝起きたら記録しておこうと思っていて,朝目が覚めると忘れてしまっている経験をしたことに依ります。今流に言えばタブレットなのでしょうが,電源を入れてカタカタ入力のためのキーボードの音を立てるよりは静かにペンを動かした方が性に合っているからでしょう。そのときに瞬時に書き留めることができる点も魅力です。閃きは突然に降ってわいてくるので,そのときに書き留めておかないと時間とともに消え去ってしまうなかなかやっかいなものです。アイディアは専門外の分野の中にちりばめられているので自分の専門以外の本を読めとよく言われますが,いろいろ雑多なことを自由に思考している中から関連付いて思い立つことがあり,貴重なつながりをなくしたくないものです。現れては消え,消えては新たなものが現れるなかなかやっかいなアイディア創出ですから,消える前に残しておきたいと思うささやかな抵抗かもしれません。しなければならない仕事を見つけても次の仕事が現れるとすぐに忘却の彼方に去ってしまいかねないので,一つ一つ付箋紙に書き留めて,目に留まるところに貼っておき,その仕事が終わる度ごとにその付箋紙を取り外す手法に似ているのでしょうか。