自分の周りにいる人たちはたとえ仲間や友だちであるとは言え,違っていて当たり前なのですが,なかなか各人のそれぞれのパーソナリティ,考えや主張をそのまま受け入れることは難しいときがあります。
違っていて当たり前の友だちのことを理解するというのは,その人の考えや習慣の背景はなんなんだろう,とかなぜそれはその友だちにとって大切だったり重要だったりするのだろう,とか考えることです。それは一見,簡単そうに見えますが,やってみるとなかなか難しいです。どうしても,どうしてそんなふうにしか考えられないんだろうとしか考えることができないのが常です。
それは繰り返しの経験から,違っていて当たり前の友だちの良さを少しでも見つける試みをしていくことが肝要です。もちろん,自分のことも認めてもらって自分の考えの背景とか自分にとってその考えに至ったのがなぜ大切で重要なのかを分かってもらいたい物です。
『学び合い』の考え方はそれをたいせつにして,日常の学校生活の教科の授業で教科を学びながら行います。それが『学び合い』の考え方です。