信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

操作的定義

 操作的定義について話題にすることがよくあります。先日の教職大学院のときにもそうなりました。偶然にもM1のときの講義でもM2のときの講義でも話題になったほどです。我々が何気なく使っている言葉でも,それをどのように操作的に定義するのかによって,我々が議論したい土俵に乗って来てもらえるかどうかが決まります。一つはフランクに接する子どもたちについてで,一つは問題のある行動が起きた時の教師の立ち振る舞いについてです。万人が納得するように操作的に定義できればそれに越したことはないですが,やってみると分かりますがなかなか難しい事です。国語辞典はその最たる物です。現職の強みは子どもたちと毎日接していて彼らの学びの履歴を十分に持っていることです。第三者には分からないことが山ほどありますから,それらを基にした操作的な定義が可能です。教育研究の場合,言葉を定義するところから始まりますから,共有できる操作的定義を見つけることが教育研究推進の第一歩となります。