学習指導要領でもものづくりが推進されていますが,大学の授業においても大学生によるものづくりをすることがあります。私の担当する授業の一つにも,受講生によるものづくりが課せられています。それも,プラモデルを作るがごとく,設計図があって部品が揃っていてそれらを設計図通りに組み立てれば完成するようなものづくりではありません。彼らは,何を作るのかなぜ作るのかどうやって作るのか部品をどうやって調達するのか誰がどこを分担するのか,を考えて判断した上で,具体的なそれもゴールつまりものづくりの完成を目指してダッシュしていきます。はたして完成するのかどうかさえ危ぶまれるのですから,彼らが取り組んできたものづくりは,まさに今流に言わせてもらえればデザイン思考の真っ只中を突き進んできたものであると間違いなく言えます。完成したときの充実感満足感達成感はひとしおです。自分自身を褒めてあげたいと思うはずです。そんな彼らを褒め称えます。ゼロからのスタートであったにもかかわらず,本当によく頑張りました。完成おめでとう。