信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

どこか雰囲気が違う

 本学部は,第3年次に教育実習を2回行うカリキュラムになりました。4週間の教育実習Ⅰと2週間の教育実習Ⅱです。前者を小学校で実施したならば,後者は中学校です。前者が中学校ならば,後者は小学校です。2つのうち,4週間の実習を行う教育実習は分離方式です。最初1週間の実習を行って一定期間を空けてから再び3週間の実習を同じ学校で実施します。ちょっと複雑かもしれません。
 その教育実習Ⅰの最初の1週間が先週終わりました。同じ学校で実施する残りの3週間は,8月25日(金)から再開されます。
 分離方式での最初の1週間を終えた第3年次のみなさまが戻って来て2週間ぶりの講義に臨んでいます。どこか雰囲気が違います。同じ授業づくりに臨むものでも,それまでは自分たちの考えを中心にして取り組んでいた雰囲気を感じた物ですが,今は児童生徒のみなさまのことを中心に取り組もうとしている雰囲気を感じます。彼ら自身のディスカッションに現れる発言を通じた彼らの考えやスプレッド・シートにまとめられるグループの議論の結果を見る限り,それを強く感じます。わずかな変化ですが,大きな変化です。1週間の教育実習が彼らを変えました。