信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

観天望気

 年賀には富士山が描かれることが多くあります。一富士二鷹三茄子と言われ,初夢の縁起の良いものの一つとして重宝されています。富士山は単独峰であるため,湿気をふくんだ風が山に直接ぶつかって高度を増すにつれて,いろいろな形をした雲があらわれることが知られています。富士山にかかる雲は昔から観天望気の良い指標となっています。雲や風など大気の状態を観測して天気を予測することです。
 富士山にかかる雲で代表的なものの一つに笠雲があります。この笠雲は,そのあとの天気が崩れていく確率が高いと言われています。笠雲を見たら傘を持っていった方が良いのです。それでも,笠雲はひとえなったり二重になったりして,私たちの目を楽しませてくれるような絵になる雲の一つです。