大学では，各科目にシラバスと呼ばれる授業予定が公開されています。シラバスは，その科目でどのような資質・能力を修得してほしいのかに始まって，授業の目標や概要，各講義の内容，評価の方法，テキスト等が載っています。『学び合い』の考え方に依れば，目標ができれば，それに対応するゴールが決まりますから試験問題なりレポート課題なりが決まります。そのゴールに向けて各回の講義の内容が決まって，各回の講義がいかにしてゴールに直結しているのかを受講生が分からない人が一人もいなくなる状況ができあがります。セメスターが終わると，受講生による授業評価が行われますから，彼ら自身が自分で習得できたかどうかをチェックできるシステムとなっています。今年度も前期が終わりましたが，彼らがゴール目指して一目散に駆けて行ってくれたことを嬉しく思います。
