信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

久しぶりの機会

 気心の知れる方と久しぶりに話をする機会がありました。とても嬉しく,楽しく,試みたさせる場と機会でした。学校現場で学ぶ子どもたちもおそらく,同じ状況が生じていることと推察できます。日常の教科等の授業において,自由に探究できるような場と機会が提供された場合には,彼らも私と同じように気心の知れる友だちとまずは話をし始めることでしょう。何を話してもどのようなことから話し始めてもどのような過程で話を進めても,その相手は受け止めてくれるはずですし,多少のことは本筋から離れたとしても受け止めてくれて元に戻ることができるし,自分と相手の関係が悪化することはないと信じ認め合っている間柄であるからでしょう。そうでない場合には,何をどこまでどのようにして話したら良いかと思案します。そのようにして折り合いをつけていく術を学びます。少しずつ,その距離感を縮めていく折り合いを見つけていくことになります。いつか気心の知れる友だちのカテゴリーの中に入れることができるように。