学部の授業で，対面での模擬授業が始まりました。3年間全く執り行われることがなかっただけに，どうなることやらと一人心配していましたが，そんな心配は全く無用で，受講生のみなさまは想定外の魅力ある授業づくりをしてきました。そのことに正直なところ，驚いています。初めて取り組むことであるにもかかわらず，彼らなりに考え判断し行動に移してくれていること，それが一般的な現職教員の水準にある，場合によってはそれよりも上の水準にあることが素晴らしいことであると評価しています。声の大きさが十分であるとか板書がしっかりかけているとかという，初心者が容易に持ち得るであろう観点ではなく，理科という専門的な科目の授業の本質を自分のものにしているという点で高く評価しています。
