信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

目標は一つに絞る

 出前授業リフレクションの3回目です。
 目標は一つに絞りましょう,と出前授業の度に話してきました。本にも書いています。『学び合い』の考え方に依りますと,本当に必要なものだけを残して欲張っていると思われるようなものをそぎ落として目標を設定することが求められます。いわゆる雪だるま方式になりがちな目標設定を芯だけの目標設定にするように,改めなければならないのです。これからもそれは変わりません。
 ところが,自らの出前授業を冷静になって改めてリフレクションをしてみると,先日の私の出前授業は4つものことを求める目標となってしまっていたことを思い出しています。理由を求めることを付加しているとは言え,冷静になるとどう考えても,多すぎます。私にとっての当たり前は,子どもたちにとっての当たり前ではないことを改めて自覚しなければなりません。昨日書いたように,まして15分の時間設定にしては,4つもの目標では明らかに多すぎます。理由とセットにしているとは言え,やはりもっと目標を絞らなければならない必要性を感じざるを得ません。おそらく,提示された子どもたちにとっては,「えーっ,4つも書くの?たった15分でえ?」と心の中の叫びがあったことでしょう,自戒しています。目標は一つに絞りましょう,と自らに言い聞かせます。