信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

教採の模擬面接

 もうすぐ教採の採用選考が始まります。長野県は7月2日(土)・3日(日)の2日間です。1日目がペーパーで2日目が集団面接です。本学部もそれに向けて就職部会が模擬面接を4回設定しています。全教員(約90名)が2回ずつ担当します。私も2回担当します。全教員挙げて学生のみなさんの進路実現をサポートしています。
 私たちの研究室も本年度はゼミ生の進路実現に向けて模擬面接を実施しています。長野県の教採については地元の大学であるだけに情報が豊富にあり,それらの過去の様子を踏まえて,より実際的に現実的に彼らと一緒に行います。集団面接では場面指導が問われます。たとえば,「あなたは小学校第5学年の学級担任です。グループが原因で人間関係のトラブルが起きています。児童からは「なぜグループを作ってはいけないんですか」と質問されます。学年としてどのように対応しますか」のような問題です。集団面接は8名のようです。さあ,どう対応したら良いのでしょうか?
 答えはありません。そのときに問われた場面をその場で即時考え,判断して議論しなければならないのですからなかなか難しさを伴います。講師を経験しているみなさんは説得力のある回答をされるそうです。現役の彼らにとっては,自らの小学生,中学生であった頃の経験と教育実習での経験を想起しながら答えを探します。こんな場面ではこんな対応が可能ではないかと,彼らと一緒に考えます。印象に残る受験生の発言を聞き逃さないように,もし反対の意見があったらどのように対応したら良いのであろうか,等々彼らを共に歩んでいきます。
 彼らの進路実現を応援します。