COVID-19の感染が始まってから海外への学校視察を控えている状況が続いていて，ここ２年間は視察ができない状況です。一日も早く環境が整うことを願うばかりです。
中でも，北欧の国々の学校を視察させていただくと，日本の小学校や中学校に当たる学校では，違っていて当たり前の文化の下で教育が行われており，子どもたち一人一人の個性をいかにして伸ばすことができるのかが尊重され，議論され，方策が講じられます。型にはめようとする雰囲気はありません。
その子の今の姿をありのままに受け入れて，その中からその子の良さを見つけてそれを伸ばすためのより良い方策を講じます。日本とは，歴史も文化も背景も異なるので一概に同じことをすることができるわけではありませんが，参考になるところがたくさんあります。
現職のみなさまの研修にご一緒させていただくことがありますが，現職のみなさまも研修に臨むニーズはさまざまです。現職のみなさまの今の姿の中に顕在しているあるいは潜在している良さを見つけてそれを伸ばすことができればそれほど嬉しいことはないと考えます。
馬が合わないと言われることがありますが，それは単に自分の持つ自分にとって都合の良い特定の型に相手を無理矢理当てはめようとしているから生じることなのかもしれません。自戒を込めて。
