県内の理科の現職のみなさんに対しては，教科の授業実践で困ったことがあったときにはいつでも大学の教員(我々学部の理科教育コースの教科教育と教科専門)に連絡を取ってほしいと常々言っています。本理科教育コースで取り組んで13年目になるCST事業もその一環として我々の強い意思で始まって継続しているものです。
そうは言っても，忙しい毎日を過ごしているとなかなかメールなり電話なりをして連絡を取ることはありません。これまでもそんな機会があったかなかったか思い出すのに苦労するほどです。しかし，実際にCST事業を推進していて現職教員のみなさんと一緒に研修を行ってみると，現職教員のみなさんにとっては目から鱗のことが比較的多くあるものです。経験的に捉えていた現象を科学的，学術的に捉え直すことができる良い機会となるものです。
昨日，校舎入り口にて理科専門の先生の指導を仰ぎに来たという現職のみなさんとばったり出会いました。現職のみなさんが我々に相談してくださることは有り難いことです。我がコースの良さは，理科専門のスタッフが積極的に県内理科の現職のみなさんの相談に乗ってくださるところです。理科教育と理科専門と現職のみなさんと一緒に歩み続けている大学はいくつかあるでしょうが，指折り数えるくらいではないでしょうか。我々のアピール・ポイントです。
