信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

必ずやっていること

 子育てしているみなさんのうち,お子さんが学習の成果を上げている人たちが必ずやっていることがあるという報道がありました。私に教えてみてと促すことだそうです。なるほどと納得します。以前から,学習の定着は教えることであることが明らかにされているからです。つまり,学び手を教え手にして自ら学び手役をすることです。学び手が教え手になるには,それ相応の理解がなされていないと教え手として入力された情報を出力することが難しいからです。学んだ子どもたちから教えてもらうことによって,その子の学びが本当の理解を伴っているものなのかどうかを確かめる手法です。自ら学ぶ姿勢を見せる,いや見せるだけではなく,実際にリラーニングすることによって自身のメタ認知が起きますし,いわゆる臨床として処置することができる良い処方箋となり得ます。「今日は何を勉強したの?」「○○だよ」「私にも教えてくれる?」。