先日,ある小学校の第3学年の授業を参観する機会がありました。総合的な学習の時間と言った方が読んでくださっているみなさまにはイメージしやすい授業です。子どもたちは,自分たちのクラスを紹介したく,お互いにGoogle classroomの質問機能を使って,自分以外の39名全員にアンケートを取って,それを集計しグラフに表して,分析する内容です。
これは,けっして本学部の2年次生の大学生が受講している授業ではありません。実際の小学校の第3学年の授業の1コマです。一人1台のモバイル・パソコンを駆使して,そう,使っているのではなく,駆使しているのですが,実になめらかなタッチで文字入力し,漢字変換します。もちろん,ローマ字入力です。その上,クラウドにあるスプレッド・シートを駆使して棒グラフをつくって第1軸,第2軸のラベル貼りまでするのですから,見ているこちらは見とれてしまいます。小3の子どもたちにこんなことができるのか,と。
ある子は,「あなたの好きな昆虫は何ですか?」。またある子は「あなたの好きな花はなんですか?」と質問はその子のこだわりがあるので様々です。昆虫の第1位はカブトムシ,花の第1位はマリーゴールドでした。子どもたちの関心の高さを思い知らされました。GIGAスクールのまっただ中を駆け抜ける子どもたち,30年後の日本を背負って立つ子どもたちです。目を見張ります。