10数年ぶりに出前授業に使う教材を取り出してみました。理科の観察，実験に使うものですが，どうやって使っていたのかすっかり忘れてしまっています。教えなければならないという思いがあると，必死です。30分ほど格闘した末に，なんとかゴールにたどり着きました。一人でできる力がまだ残っていた証です。
長期記憶に残るためには2つの要素が必要であると言われます。1つは繰り返し行うことです。1つはインパクトを与えることです。その当時，おそらく繰り返し取り組んだのでしょう。どう考えてもインパクトが強かったという記憶は残っていません。
長期記憶のどこかの片隅に隠れるように残されていたわずかな記憶が戻ってくれば，また活用することができます。繰り返さなければ，10年後にはまたどこかの片隅に追いやられていることでしょう。長期記憶にとどめるのはなかなかやっかいです。
