ちょうど1年前に,鉄と硫黄の化合実験の磁性問題について書いていました(https://ob1989.hatenablog.com/archive/2020/05/01)。2007年4月28日にはてなブログであったころに書いた内容ですが,閉鎖されたことに伴って改めて再掲したものです。3回目ですが,いずれも同じ時期です。ちょうどこれからの中学校第2学年の理科の観察,実験で取り扱われる内容なので,このとき(4月下旬から5月初旬)に話題になるからです。
鉄と硫黄の化合実験は,この磁性問題だけではなく,化学変化によって硫化水素が発生するために換気を十分に行う必要があり,留意していないと気分が悪くなってしまう生徒のみなさんが出てきてしまう結果を伴います。当県ではこの観察,実験で救急車出動が何件も続いた年度もあって,なかなか苦労の多い観察,実験として認識しています。
教科書や教師用指導書にはどこにも書かれていないことなので,若い先生方への引き継ぎ事項として書き記している内容です。本年度も,中学校・高等学校の理科免許を主免・副免で取得予定の学生のみなさんにお伝えしたところです。良い先生になってほしいと切に願ってやみません。