信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

3月に学生から届いたメール

 学生の皆さんから届くメールは何よりも最優先でその内容を確認します。その上で,最優先で返信します。私のメール処理の原則として受信時刻が古い時刻に届いたメールから順番に開いて,内容を確認して処理していくのですが,学生の皆さんからのメールはそれ以前にどれほど処理していないメールが溜まっていたとしても,例外です。
 今は春期休業中なので,4月の授業開始までは学生の皆さんからのメールは届かない時期です。ところが,ときどき受信します。私たちの研究生のB3のみなさんからのメールです。4月からは新4年生です。一人,二人,三人...と。それも,いずれも卒業研究のデータ処理の内容です。嬉しいです。
 私たちの研究室の卒業研究は,信濃国からこんにちはでもときどき話題になりますが,B3の秋口から始まります。ハードルが4つあり,彼らはその中の①卒論テーマを自分で決める,②学校現場に行って自分でデータを取ってくる,の2つを超えてきました。見事なものです。ここまでは完璧に進めてきていますから,大いに褒め称えられます。
 今,卒論の調査としてとってきたアンケート調査のデータを処理しているようです。そのデータについて,これはどうでしょうか,こんななんですがいいですかと質問してきてくれます。彼らにとってはどれも初めてのことです。これまで一度もやったことのないような初めてのことに一人で挑戦しているのですから,立派なものです。
 「大丈夫。このまま進めましょう。一緒に頑張りましょう」と返信しています。3月のこの時期に,卒論のデータをしっかり処理してくれていることを嬉しく思います。「4月に元気にお会いしましょう」といつも返しています。うれしさいっぱいの心の中では『期待してるよ』と。