信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

視点を変えて見る

 梅雨に入ってから,長野市でも雨の日があります。今朝も雨降りです。長野市は年間を通じてあまり雨が降らないのですが,それでも日常生活を送る者にとっては雨降りだと荷物がある時や移動の時に苦労します。

 しかしながら,恵みの雨という言葉があるとおり,イネや植物が育つには重要かつ大切な雨となります。

 ’しょうがい’という言葉を漢字にするときに,私は障害と書かずに障碍を使います。

 前者は,害になるだけでだれにとってもどれにとっても妨げとなるものです。一方で,後者はあるもの(者,動植物,事物)にとっては妨げとなるのですが,別のものにとっては得となる意味を持ちます。

 ですから,障碍は一面から見るとあるものにとっては妨げになってはいますが,他方では得をもたらしているのです。

 どのような事物でも現象でも,ある側面からとらえるとあまり得にはならない,というよりも害になるものなのかもしれませんが,視点を変えて見ると,それは自分に得をもたらしてくれる素晴らしいものであるかもしれません。同じ事物や現象でもとらえ方次第なのです。その意味では,ピンチはチャンスとよく言ったものです。

 落ち込んだり嘆いたりしてばかりいないで,視点を変えてとらえなおしてみると素晴らしい未来が拓けてくるのではないでしょうか。自戒を込めて。