行動はウソをつかないとよく言われます。これは真です。
極端な例かもしれませんが,レポートを1回も提出したことのない学生が次のレポートを出すことを信じるか,レポートを1回も提出し忘れたことのない学生が次のレポートを出すことを信じるか,あなたならどちらが信頼性が高いと思います?
行動が起きるまでのプロセスには幾多の要因が絡み合っているので,そのプロセスを解明しない限り,一概に過去の行動をもって将来の行動を予測することは難しいことは十分に承知の上で,やはり過去の行動は今後を占う上で貴重な示唆をもたらしてくれます。
今日の受業で,自分は何を考えたのか,考えたかどうかは自分にしか分かりませんが,その考えたことを行動に移したかどうかは誰でも分かります。自分は考えたのだといくら主張したとしても,それが行動になって表れないとその考えは考えで留まってしまうだけで何も変わらない現状が残るだけでしか在りません。
考えたことを行動に移した方が良いのかどうかを判断するステップを経験することによって,行動に一歩近づくことができるはずです。
その意味においても,リフレクションは大切です。